【市場規模について】
今日は、市場規模について書いていきます。
そもそも市場規模ってなんでしょう?
市場規模の定義は
「ある特定の財・サービスの売上高を特定の期間で合算したもの。
ただし、対象とする市場の定義によって数字が大きく変わる。」とあります。




【ギャンブル市場の市場規模_時系列推移】
ダイナムのIR資料によると(ネタ元は矢野研とあります)、ギャンブル市場の推移でみるとこんな感じになっているそうです。
ダイナム2_市場規模推移

2010年度で24.8兆円の規模があり、
ざっくり、パチンコが7~8割程度を占めて、宝くじが0.5割程度競馬が1割という構成になっています。
06年から07年にかけてずどーんと4.5兆円減少して以降10年までずっと減少して行っていますね。

パチンコ以外の産業の市場規模は大きく変動していないように見えるので、ギャンブル市場規模の主要減少要因はパチンコということになります。
全体としては減少して行っているというのが、ここ数年のトレンドなんだそうです。




【レジャー産業の市場規模_2011年】
さて、パチンコはレジャーというくくりの中に入るそうです。
パチンコとかのギャンブルと外食を同じくレジャーとしてくくるのがいいのか?という疑問は若干ありますが・・・
月々の給与をどう活用するのか?という視点からはレジャーとしてくくってるのでしょう。

このレジャー産業の中の市場規模比較を見ますと、パチンコ/パチスロ市場の市場規模は19.4兆円(2011年)とのこと。
外食17.4兆円をも上回る規模に上るんだそうです。
ダイナム2_レジャー産業

この他、レジャー業界以外の市場規模と比較してみると・・・
家電小売市場 「9兆5,000億円」
住宅リフォーム市場 「7兆2,200億円」
ネット通販市場 「6.7兆円」
風俗産業 「5兆6,884億円」
競馬市場 「3兆3,280億円」
宝くじ 「9,875億円」
アダルトビデオ市場 「4000~5000億円」
国内ゲーム市場 「4,936億6000万円」
オンラインゲーム市場 「2,131億円」
http://matome.naver.jp/odai/2129920304031289601?page=1&viewCode=WP&grid=false
となっているそうですが・・・

パチンコ市場ってそんな規模あります?!と疑問に思います。
冷蔵庫とかI-phoneの家電小売9.5兆円の2倍もある?!


市場規模の定義にある「ただし、対象とする市場の定義によって数字が大きく変わる。」というものが頭をもたげてきます。
これはどういうこと?!っていうのを考えて行きます。


市場規模は、その業界が総売上です。
産業によってコスト構造とかは異なりますので、ただちに利益とは直結しません。
ですので、単一の業界のみを見て行く上では時系列でみればいいんですが、
他業界と比較する上では、納得のいく数値か?というのを検討する必要があります。

カギは、「再投資」ということにありました。
つづく・・・